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チャレンジ組合ちば 2013.06  松葉町商店会協同組合

テーマ :「商店街マップの魅力向上のための検討会」

補助事業名 平成24年度連携組織活性化研究会
対象組合等 松葉町商店会協同組合
  ▼組合データ
  理事長 斎藤 敏文
  住 所 柏市松葉町3-22-1サンハイツ松葉D号
  設 立 平成2年6 月
  業 種 小売業、飲食店中心の異業種
  会 員 23人(平成24月5月現在)
担当部署 千葉県中小企業団体中央会 商業連携支援部(TEL 043-306-3284)
専門家 中小企業診断士 片岡 由美

背景と目的

 平成23年1・2月には、商店街マップを作成する目的で、2回の勉強会(各2時間)を実施した。
 テーマは『地元のお客様に着実に伝わるお店の魅力表現方法』である。講義とワークを織り交ぜ、商店街メンバー同士の意見交換を活発に行い、マップづくりの下地を整えた。
 しかし、東日本大震災の発生により、平成23年度中に予定していたマップづくりは延期となった。
 今回改めて実施することになった勉強会は、震災後に明らかに変化した消費者心理への対応、より商店街と地域との絆を深めること、各個店が自店の魅力を具体化することを重点項目とした。
 そして、その成果を新たな商店街マップに反映させるという目的で3回の勉強会を開催した。事業の活動内容


① 『住民にとって魅力的な商店街マップ』を話し合う

25-06-1 第1・2回の勉強会では、小田原錦通りイラストマップ(神奈川県)や、はすね・ほっとマップ(東京都板橋区)などの他商店街のマップを参考に、マップ作成の方向性を参加メンバーで検討した。
マップを受け取るターゲットは、地域住民。特に新規住民で、まだこの地域や松葉町商店会に馴染みのない人と設定した。
 そして、ワークショップ形式でグループ毎に「魅力的な商店街マップとは」を話し合い、模造紙にまとめて発表した。全体の方向性は、以下のように集約した。
【松葉町商店会マップの方向性】
25-06-2・ 以前の『おさんぽマップ』を発展させ、地域情報やお店の特徴を伝えるマップを作成する
・ 自然豊か、安全で住みやすい地域にある松葉町商店会の特徴と、恵まれた地域環境や生活情報をふんだんに盛り込む
・ 経営者の人柄やお店の特徴を発見するような内容を盛り込む
そして、商店街が位置する通り沿いには春には桜並木を楽しめるイベントがあること、ケヤキ並木はお散歩に最適であることなど、長年住んでいるからこそ提供できる地域情報や商店の位置を模造紙に描いていった。


②「こんな人に」「こんなわたしが」「このように提供」を文章化

 次は、自店のお勧めシート作成に取り組んだ。
『こんな方にイチオシのお店です』の欄には具体的に喜ばせたいお客様像を記載。
・ 「今の自分、家族の写真を残したい方」(写真館)
・ 「脂質が気になる人、塩分が気になる人」(飲食店)など。
「もしかして自分のこと?」と思わず身を乗り出すフレーズを考えていった。
『○○店の顔です』の欄には、「わたしだけが知っているわたし」という視点で自分の趣味や性格、特技などを記載。ここでは思いがけないほど多彩な経営者像が噴出した。
・ 「オートバイ命・単車のエンジンばらし・組立出来ます!」(飲食店経営者)
・ 「元アパレルデザイナー、料理を作るスピードNo.1」(ファンシー雑貨販売)など。
聞いてみないとわからない、顔なじみの商店街の人も知らなかったような人物情報が集まった。
『商品・サービスの特徴』では、「こんなところがいいんです」という視点で記載。
こうして、「だからあなたから買いたい」を訴求するシートを作成していった。

事業の成果

 今回の成果は、勉強会のプロセスで検討したことを、その後「ウォーキングマップ」という形で商店街の手で完成させたことである。
 当初考えていた内容を全て盛り込むことはできなかったものの、松葉町商店会の位置する「ほっこり散歩道」を歩いて知ってもらい、楽しめるマップに仕上がっている。
 全長84センチ(表裏印刷)の折りたたみ式マップには、2つのウォーキング・コースが記されている。北柏駅スタートの「エネルギッシュにウォーキング・ワクワクルート(約9km+オプショナルコース約0.5km)」、そして、柏卸売市場前スタートの「ほっこり・ゆったりルート(約3km+オプショナルコース約2.5km)」である。
 8つのバス停を目印にそれぞれ距離を表記して、マップを片手にウォーキングすれば、どんな風景や公園などが見えてくるのか、どんなお店がどこに並んでいるのか、どれくらい歩いたのかがわかるなど、いろんな工夫が詰まっている。
25-06-3
25-06-4

今後の事業展開・展望

 3千部印刷したウォーキングマップは、会員店舗で配布していくほか、イベントなどでも配布され、人々の手に渡っていく予定だ。
 さらに、今回盛り込むことができなかった内容についても、別途、各店舗でチラシに反映したり、商店街HP等での情報提供に活用されたりなど、さまざまに活かされていくことだろう。 (片岡 由美)


『中小企業ちば』平成25年6月号に掲載 (※内容・データ等は掲載時の物です)

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