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チャレンジ組合ちば 2020.4  臼井ショッピングセンター協同組合

テーマ : IT 環境整備・IT 活用による組合員の販路開拓研究会

補助事業名 令和元年度連携組織活性化研究会
対象組合等 臼井ショッピングセンター協同組合
  ▼組合データ
  理事長 鳥羽 敏彦
  住 所 佐倉市王子台1-23
  設 立 昭和54年2月
  業 種 小売業、飲食業中心の異業種
  組合員 11人
担当部署 千葉県中小企業団体中央会 商業連携支援部(TEL 043-306-3284)
専門家 株式会社スプラム
代表取締役 竹内幸次(中小企業診断士)

変化に対する協同組合

 京成臼井駅前にある当ショッピングセンター(名称は「レイクピアウスイ」)は地元住民の買物や生活の中心的存在です。組合員は物販店12店舗、飲食店5店舗、サービス店6店舗のほか私立保育所1、公共機関3施設の計27店舗であり、生活に必要な業種で構成された地域住民密着型の共同店舗です。
 1979年(昭和54年)2月に協同組合として設立してからは、「臼井ふるさとにぎわい祭り」等の四季に応じた様々なイベントを実施しています。近年では「まちゼミ」にも積極的に取り組んでおり、商業の枠を超えた地域と一体となった取組みを展開しています。
 地元に愛されているショッピングセンターですが、多くの商業組合と同様に、当ショッピングセンターも地元人口の減少や少子高齢化が進んでおり、地元密着型の商売だけではなく、何か新しい視点を加える必要性を強く感じていました。
 このため、外部環境の変化から事業機会(チャンス)を探ったところ、①人の動きのグローバル化(近隣の成田を中心とした訪日外国人の増加)、②IT活用による販路開拓の2つにフォーカスして研究を深めることが得策との組合員合意に至りました。まさに厳しい中でも、変化の中にチャンスを見つける、そのための組合活動を実践したのです。

取り組んだIT環境整備活動

 千葉県中小企業団体中央会の指導のもと、令和元年度に未来志向の組合運営の検討を重ねました。当組合の特筆すべき強みは、リーダーシップの高さと実行力の高さです。理事長自らが先行してCMS型(ブラウザからログインして作るタイプ)のホームページを立ち上げて、様々な情報発信手法をマスターし、そのノウハウを基にして、研究会では参加者がノートパソコンを持参して具体的に研究が進みました。まさに実践型研究会です。毎回の会合のたびに次々と新展開が進み、また、同時に新たな問題も見つかりました。
 令和元年度に当ショッピングセンターが行った主な取組みは以下です。

(1)館内Wi-Fiの整備

 ショッピングセンター内にWi-Fi(ワイファイ)電波を飛ばして、組合員も来街顧客も高速でインターネットに接続できる環境にしました。
 Wi-Fi環境を整備したことで、顧客はショッピングセンターのイベント情報や組合員店舗のお買い得情報等に簡単にアクセスできるようになります。いわばショッピングセンター館内で顧客が自分用の電子チラシを持って回遊しているようなものです。

(2)ショッピングセンター内に大型モニターを設置

 多くの来店者の目に止まる1階広場近くに、大型テレビモニターを設置して、地元臼井の魅力を紹介する動画を放映できるようにしました。また、グーグル社の「クロームキャスト」を大型テレビモニターに設定して、組合員が自分のスマートフォンで閲覧しているYouTube動画を簡単にワイヤレスで大型テレビモニターに放映できるようにしました。放映ルール等の運営面は今後検討することになりますが、自分の手持ちのスマホの画面がそのままワイヤレスで大型テレビモニターに映ることを実体験した組合員は、新しい時代の情報発信手法に触れて、商業活性化への期待心を高めたようです。

(3)訪日外国人向けホームページの開設

 成田空港を利用する外国人(トランジット客を含む)を地元に呼び込み、商業活性化につながるようにと、「GLOBAL USUI/ グローバルウスイ」サイト(https://www.globalusui-jp.com)を立ち上げ、日本語と英語で地元地域の魅力と商業の魅力を発信し始めました。英文は成田空港の外国語表示を担当する翻訳家の支援を得て本格的に執筆しています。
 この外国人向けのホームページは、作成および更新の簡単さからJimdo/ジンドゥーを使って構築しました。
 さらに、従来から運営しているレイクピアウスイのホームページ(https://lakepia.or.jp/)も、グーグル翻訳を上手く活用することで、クリック1つで英語表示できるようにしました。

今後の事業展開・展望

 新たな事業機会である訪日外国人の取り込みと、IT環境整備による販路開拓で大きな成果を得た当組合ですが、今後はこれらの環境を活かして実際の集客を増やし、組合員の業績向上を実現することが大きな課題となります。新型コロナウイルスという世界的な脅威の中、高い実行力を持つ当組合の果敢な挑戦は続きます。

(中小企業診断士 竹内幸次)


『中小企業ちば』令和2年4月号に掲載 (※内容・データ等は掲載時の物です)

 

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